青池保子コレクション5水の中の赤い家

嵐になりそうな夕暮れ。
結婚目前に最愛の恋人・ジョエルを事故で喪ったジェニファーは、二人で訪ねるはずだった、川のそばにある赤い屋根のスコット家にたどりつく。
息子の死を受け入れられない母親。
亡き兄に劣等感を抱く弟のマルク。
大雨で川が氾濫し、赤い家に閉じ込められたジェニファーに、怖ろしい魔手が忍び寄る…。
表題作ほか、ファンタジックな短編『月まつり』を特別収録した、自選傑作集。
“夢を追いかける、アイドルの物語!”――追いかける、夢がある…。
実らせたい、恋がある…。
そして、壊したくない友情も…。
誰もがあこがれる、新人アーティストの登竜門“エイジアン-アイドル・オーディション”。
そのファイナルで優勝したのは、高校3年生の女の子3人のグループだった。
しかしなんと、プロ・デビューの声が掛かったのはそのうちのひとりだけ! それは、固く結ばれた3人の友情を引き裂く出来事になってしまった…。
“新感覚ダークファンタジー”――東京の地下には、死者の世界(黄泉)とこの世を結ぶ狭間がある。
その狭間に迷い込んできた人間を導いていく男がいる。
彼は死ぬべき運命の人間と、まだ生きるべき人間を見分けることができる。
そう、「命の残り火」が見えているのだ。
今日も地下鉄を舞台に、生きている人間と死んだ者との運命が交錯する。
いつかあなたも地下鉄の構内で、こう呼び止められるかもしれない。
「君はまだ来るべき人間じゃない−」あるいは...!?“ドラキュラの一人息子は大の怖がり!?”――東ヨーロッパ、トランシルバニア地方。
奥深い山のてっぺんに、ドラキュラ一家の古城があった。
父親は、ビジネスで大成功を収めたお金持ち。
母親は、人気女優。
そして一人っ子のキッドは−、夜寝るときは電気を付けたままで、ディズニーのアニメが大好き。
そう、ドラキュラなのにキッドはとっても怖がり!!ある日、一家はロサンゼルスに渡ることに。
でもロスには、立派で怖いモンスターがたくさんいて−。
さぁ、どうするキッド!? 大東京で暮らすビンボーに欠かせないグッズとは? しんぶんし、あきかん、でんきぽっと、わりばし、かみぶくろ、そして「靴の卸売りセンター」で購入した1900円の革靴である。
靴はいつもピカピカに磨いておくこと! こうすればビンボーが前近代的なものから、超近代的な思想とファッションを取り込んだライフスタイルとして確立するのである……。
 まるで歳時記のような、四季を感じる楽しいビンボー生活マニュアル、お教えします!!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60019408