新説柳生旅日記
寛永3年、除夜の鐘が鳴り出そうとする大晦の深夜のこと、江戸木挽町の柳生但馬守邸の塀を飛鳥にも似た影を躍らせて飛び越えた者があった。
曲者!?夜盗の類かと誰何する又十郎宗冬に、笑い声とともに答えたのは兄の十近衛三厳であった。
「これを契機に大転換を試み、新行動を起こすことにする。
まず新年事始めに相州江ノ島に渡り竜神と術を競い、これを打ち破ってのち京の鞍馬天狗と術を比べるぞ!」 柳生十近衛三厳が世に名のある武術者、勇士豪傑をたずねての痛快”西国旅日記”湘南地帯では名の聞こえた名門花水女学院へ、きんぴら先生こと坂田金平が新任教師として転任してきた。
”バラ組”のFトリオと美人ぞろいの生徒たちは、たちまちきんぴら先生をめぐってひと騒動!きんぴら先生の隣りの席には、小野小町にも匹敵する小野町子先生が…。
はたしてきんぴら先生の胸中は? はなやかな女ばかりの園に、男らしい”きんぴら先生”が巻き起こす笑いとペーソスの交響楽!きんぴら先生こと坂田金平の奉職する湘南の花水女学院に春がめぐってきた。
箱根ハイキングや富士登山での珍騒動、おなじみ小町先生、クレオパトラこと涌井冽子の美女たちもふたたび登場!さらに花水女学院から白鴎丘女子高等学校へと移ったきんぴら先生をまつものは、さて?青春学園シリーズ第2弾!おなじみ”きんぴら先生”こと坂田金平が、相模平野のまんなかにある望ガ丘女子高校に赴任してきた。
さっそく校長から3年C組の担任を命じられた。
英語担当の美人女教師・佐久良余志子ことザベス先生と知り合った。
かつての教え子で映画女優の涌井冽子もふたたびその艶姿を見せた。
”きんぴら先生”の身辺はとたんに忙しくなってきた!?青春学園シリーズ第3弾!堪能な英語を武器に外資系の会社で秘書として働く片桐修子は、二十八歳の時、広告関係の会社を経営する十七歳年上の遠野昌平と愛し合うようになった。
魅力的な女性としてときに結婚を予感させる男性のアプローチも多いが、それらを振り切って遠野ひとりを慕う修子。
それから四年、男が妻子を棄て、修子との結婚を決意した時、彼女の中の何かが変わった。
経済的、精神的に自立して生きる女性にとって自由な愛の形とは何かを問う問題作。
続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60005557